2013年9月29日日曜日

10月1日は「日本酒の日」。       そこで「日本酒を楽しむマナー」について。

 みなさん、こんにちは。9月が終わり、もうすぐ10月のスタート。

酒蔵のある里でも落葉拾いが朝の恒例となり、キリッと澄んだ空気が
色鮮やかな紅葉の季節の訪れを日に日に感じさせます。

そんな10月の1日は実は「日本酒の日」。
何故に10月1日が日本酒の日かと申しますと・・・。

1、収穫された新米で新酒を造り始める時期であること。

2、 酒という文字が「酉」(とり)に由来し、十二支の10番目が
  「酉」であり、また「酉」の文字が酒壺の形をあらわす象形文字で、
   酒を意味すること。

など諸説色々とありますが・・・まずとっても覚えやすい日~(#^.^#)。

そんな事で10月1日は是非、日本酒を楽しんで頂き、
どんどん日本酒好きになっていただければと思う今日この頃。
(ちなみに10月1日は日本茶の日、コーヒーの日などでもあります。)

そんな日本酒の日を迎える中、チョット確認したいのが「日本酒のマナー」。

「もちろん、わかってるよ!!」っていう日本酒愛飲家の方へはご確認の為、「エッ、そうだったの!?」という日本酒初心者の方へぜひ知ってほしい知識として宴席での日本酒マナーなどについて今回は書いていきたいと思います。





◆マナー その壱 【お酒を注ぎ、注がれみんなハッピー!!】

まず、相手にお酒を注ぐ前に絶対NGなのは、盃がテーブルに置いた状態の相手にお酒を注ぐこと。(いわゆる置き酒。)必ず相手が手に持った状態で相手がお酒を楽しんでいる状態を確認しながら注いであげましょう。

 注ぐときは基本は相手の前から。(都合で後方から注がなければならないときは席の右側から注いであげて下さいね。)

お酌する方は徳利の胴部分を右手で持ち、左手は徳利の下側に軽く添える程度で。盃いっぱいに注いで相手が「おとっと!!」と言う前に、八分目を目安に注ぎましょう。

お酌をされる方は盃は右手に持って盃の底に左手の指を軽く添えるようにして両手で持つのが綺麗です。男性の場合は男らしく、盃を片手で持っても構いません。

もちろん、職場の上司や大切なお客様からお酌される場合は両手で持つのが基本です。

ちなみに日本酒瓶のままお酒を注ぐ場合は? 下の画像をチェック。↓↓↓




基本的には徳利と同じ要領で。日本酒を右手で持ち、左手をそっと添えて。ポイントは日本酒のラベルが相手に見えるようにラベル面を上にして注いであげる事。「この様なお酒をお注ぎしております。」という相手への真摯な気持ちが伝わります。

お酌する時は「どうぞ~。」と優しい一言も添えて。
そんな和やかな会話の中での宴席はごらんの通り、ハッピー!!


◆マナ- その弐 【宴も進み、話も弾む・・・その時に。】

お酒もほどよく進み、宴席が更に賑やかになってくると色々な方へ
お酌にまわって積り積もった色々な話(?)がしたくなるもの。

そんな時にもちょっとしたマナー。
「お酌をするお酒はお酌する方の席にあるお酒をお酌する」こと。
つまり、自分の席のお酒を持って行ってお酌しないということです。

これは自分の席のお酒はお隣の方など周りの方のお酒でもあり。
お酌する方が今、楽しんでいるお酒(銘柄)を注いであげるということ。
なのだそうです。

もちろん、宴席の状況により全てが当てはまる訳ではないとは思いますが、ちょっと知っておいても良いかもですね。




また、色々な方にお酌にまわりたいと言っても自分の席から遥か遠く離れた著者通称「長期遠征」に行くのも出来れば遠慮したいものですね。
自分の席のお隣の方や近くの方へお酌にまわるのが基本スマートです。

ちなみにお酌に来て頂いた方のお酌をご遠慮させて頂きたい場合の
上手な断り方は下記の通りです。

① 盃の上に手を差し出して「もう結構です」の一言を。
  (もちろん顔は満面の笑顔で!!)
② 盃を満杯の状態にしておく。
  (自分の体調と相談し、もったいないからと無理しないで~。)
③ 盃を逆さにして伏せておく。
  (こちらも笑顔で、そしてあくまでさりげなく・・。)

上記のような方を見つけたらそっと優しい眼差しで接してあげてくださいね♪♪

◆マナー その参 【これぞ大人!スマートなお酒の楽しみ方】

成人となって初めて楽しめる日本酒。せっかくだから大人らしくかっこよい(?)楽しみ方を知っておくのも何かと役に立つかも~)^o^(

まず当たり前「一気飲みは絶対ダメ」。当たり前です、やめましょう。
特に日本酒ははアルコール類の中でもアルコール度数が高い飲み物です。
一気にお酒を飲んで場を盛り上げようなんて事はしないように。

スマートな日本酒の楽しみ方は一気に飲み干すのではなく、そのお酒の香りを嗅ぎながら少量を口に含み、お酒の味わい口の中でしっかりと味わいましょう。

日本酒は提供される酒器や温度などによって複雑に味わいが変化します。
また日本酒とともに味わう様々な酒肴の味わいに奥行きを持たせます。
そんな楽しみ方は【じっくりとお酒に向き合う】からこそ。

そして一緒に食事や会話を楽しみながら間を置いて、またお酒を楽しむ。
これが長い時間日本酒を楽しむためのコツです。

そしてお酒の傍らには「和らぎ水」を忘れずに。
「新しいミネラルウォーター?」・・・ではありません。
お酒を上手に楽しむための必需品それが「和らぎ水」。




和らぎ水とは読んで字のごとく「お酒を和らげる水」。
お酒の合間に飲むことでお酒のアルコール分を下げ、酔いの速度がゆっくり進みます。「今日はとことん、飲むぞ~!!」なんて調子よく飲んで案の定二日酔い・・・。そんなことにならないためにもそっとお側にに和らぎ水を。

またお酒や食事の合間に和らぎ水を飲むことで、口の中をリフレッシュさせ、舌の感覚を鈍らせず、お酒や料理の味を鮮明にする効果もあるんですよ。

お酒にあまり強くない方との宴席で「すいません、和らぎ水くださ~いっ。」と真っ先に声を上げると「おっ、コイツわかってるね~。」なんてグッと評価が上がったりする・・・かも。

以上が簡単ではありますが、宴席などでの日本酒を楽しむマナーとなります。

「もっと日本酒のマナーを知りたい!」、「日本酒について色々教えて~!」という方は是非、当社各店舗へお越し頂き、スタッフへ遠慮なく質問しちゃって下さい。

日頃からお酒に携わっているスタッフならではのお酒の話も聞けちゃうかも(#^.^#)

さぁ、いよいよ日本酒の日!!朝日酒造の秋の季節酒も目白押しだ~!!
どんどん日本酒を飲むぞ~!!!オー!!(和らぎ水も忘れずに~!!)

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